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カッチーニのアヴェ・マリア 〜この季節に心が向かう音楽〜

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カッチーニのアヴェ・マリア 〜この季節に心が向かう音楽〜

カッチーニのアヴェ・マリア 〜この季節に心が向かう音楽〜

2025/12/19

浅井のアニメ風画像

クリスマスソングが街に流れていますが、
私がこの時期好きな曲の一つは「カッチーニのアベマリア」です。

華やかなイルミネーションや、にぎやかな音楽とは少し距離を置き、
静かに自分の内側と向き合いたくなる季節。
そんな時に、自然と聴きたくなる、そして弾きたくなる曲です。


「カッチーニのアヴェ・マリア」は、本当は誰の曲?

この曲は長い間、
16世紀イタリアの作曲家ジュリオ・カッチーニの作品として知られてきました。

けれど実は、
本当の作曲者は 20世紀ロシアの作曲家 ウラディーミル・ヴァヴィロフ であることが、後に分かっています。

ヴァヴィロフは、自身の作品をあえて古い時代の作曲家風に書き、
別の作曲家の名前で発表するという手法をとっていました。
この《アヴェ・マリア》もその一つで、
バロック時代の雰囲気をまとったその音楽は、
違和感なく「カッチーニの作品」として広まっていったのです。


時代を超えて愛される理由

作者が誰であれ、
この曲が長く愛されてきた理由は、とてもシンプルだと思います。

派手な技巧はなく、
強い主張もありません。

それでも、
静かに、深く、心の奥に届いてくる。

祈りの言葉である「アヴェ・マリア」を、
まるでそっと差し出すように歌う旋律は、
聴く人それぞれの想いや記憶に、静かに寄り添ってくれます。

だからこそこの曲は、
シューベルト、グノーと並び
「三大アヴェ・マリア」の一つとして、
今も多くの場面で演奏され続けているのでしょう。


編曲によって変わる、音楽の表情

この曲には、さまざまな編曲があります。
声楽版、器楽版、ピアノソロ…。
同じ旋律でも、編曲によって音楽の表情は驚くほど変わります。

日本では、作曲家・吉松隆さんのピアノ編曲もよく知られ、
幻想的なアルペジオが印象的です。

そして、
私自身が特に好きなのは、加羽沢美濃さんのピアノアレンジです。


加羽沢美濃さんのピアノアレンジの魅力

加羽沢美濃さんの編曲は、
音がとても自然に呼吸しているように感じられます。

無理に感情を盛り上げることもなく、
旋律を過度に飾ることもなく、
ただ、そこに音楽が「在る」。

一音一音が丁寧で、
静かな時間の流れを大切にしているようなアレンジです。

この時期になると、
ふとピアノに向かい、
加羽沢さんのアレンジで《アヴェ・マリア》を弾きたくなります。

弾いていると、
自分の気持ちも自然と整っていくようで、
「音楽に助けられているな」と感じる瞬間でもあります。


音楽は、人生に寄り添うもの

音楽を学ぶ中では、
作曲家の名前や時代背景、様式などを知ることも大切です。

でもそれ以上に、
その音楽が
「今の自分に、どんな時間を与えてくれるのか」
それを感じることも、とても大切だと思っています。

子ども時代に出会った曲が、
大人になって、また違う意味を持って心に響く。
そんな経験を、音楽は何度も与えてくれます。


月島ピアノ&リトミックが大切にしていること

月島ピアノ&リトミックでは、
「上手に弾くこと」だけをゴールにはしていません。

その音楽が、
人生のどんな場面で、
どんな気持ちを支えてくれるのか。

《アヴェ・マリア》のように、
静かな時間にそっと寄り添ってくれる音楽と、
長く、ゆっくり付き合っていけること。

そんな音楽との関係を、
レッスンの中でも大切にしています。

音楽は、
子どもの頃だけのものでも、
特別な人だけのものでもありません。

月島ピアノ&リトミックは、
音楽が一生のお友だちになる場所でありたいと願っています。


もし「音楽っていいな」と、
少しでも感じていただけたら。
その気持ちを大切に、
ぜひ音楽のある時間を、これからも一緒に育てていけたら嬉しいです。

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