モーツァルト「悠久の旋律」〜11歳の天才が見せた遊び心〜
2026/11/03
10月26日、無料ご招待に当選し、モーツァルト「悠久の旋律」を聴きに行ってきました。
今回は室内楽の演奏会。
オーケストラとはまた違い、一つひとつの楽器の音色や、演奏者同士の音の掛け合いを間近に感じられる、楽しいひとときとなりました。
特に興味深かったのは、モーツァルトが11歳頃に作曲したと考えられている作品です。
「7つのセレナード」KV648。
愛する姉に喜んでもらうための贈り物として書かれたと考えられているそうです。
11歳といえば、まだ小学生。
ところが、その音楽からは、すでにモーツァルトらしい豊かな才能が感じられます。
そして何より面白かったのが、音楽のあちらこちらに顔をのぞかせる、いたずらっ子のような遊び心。
「あら、こんなことをするの?」
と思わせるような、ちょっとした仕掛けが見え隠れします。
演奏の途中で、突然演奏者が歌い出す場面もありました。
思わず笑みがこぼれます。
モーツァルトというと、天才作曲家としての偉大な姿を思い浮かべますが、今回の演奏では、
音楽を心から楽しんでいる少年の姿が見えてくるようでした。
また、今回興味深かったことがもう一つ。
楽器のピッチを443Hzに合わせているとのことでした。
一般的によく使われる440Hzより少し高めの設定です。
ほんのわずかな違いですが、音楽全体が明るく、華やかな世界観を醸し出しているように感じました。
音の高さ一つでも、音楽の印象が変わる。
そんなところも、生演奏ならではの楽しさですね。
長年、子どもたちに音楽を指導している私ですが、今回あらためて感じたのは、音楽には遊び心が大切だということ。
音楽は、ただ正確に音を並べるだけのものではありません。
驚いたり、笑ったり、音の変化を楽しんだり。
そうした経験の中から、音楽を感じる心が育っていくのだと思います。
11歳のモーツァルトが音楽に込めた遊び心。
時代を超えて、現代の私たちを楽しませてくれるのですから、やはり音楽の力は素晴らしいですね。
今回も、たくさんの発見と刺激をいただいた演奏会でした。
素敵な音楽との出会いに感謝です。
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